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朝からモーツアルト

朝からモーツアルト


いつもより寝坊して朝食の支度が遅くなった。まず牛乳を一杯。


ブリオッシュブレッドにピーナツバターを塗ってトースターに入れる。冷やしトマトの輪切り、山芋を下ろし青海苔を振り掛ける。昨夜茹でたほうれん草を添えて、アップルティのパックにお湯を注ぐ。朝食の用意が出来た。

テレビをつける。

日常はNHKの1チャンネルだが、今朝は何か虫の知らせで衛星第二のボタンに指が動いた。

丁度画面は昨年12月13日サントリーホールで行われたコンサートの収録プログラム。NHK交響楽団の演奏でオールモーツアルトプログラム、指揮はロータ・ツァグロゼグ、クラリネットにザビーネ・マイヤ(女性)

1 魔笛の序曲

2 クラリネット協奏曲 イ長調

3 ドイツ舞曲

4 交響曲第41番「ジュピター」

クラリネットはK622というモーツアルトの最後の曲。死の2ヶ月前に創られたというこの曲だが冒頭から優美なメロディで始まる暖かい感情がみなぎる名曲だ。

ジュピターはその前の40番のト短調の名曲の裏を返したような明るい曲で特に第4楽章のフーガの部分は美の頂点と云えるだろう。


パンを口に入れる速度も遅くなり約1時間半あまりの時間をテレビコンサートに没頭した。

このジュピターの交響曲は高校時代梶谷君という親友と学校帰りに下高井戸から経堂まで四谷軒牧場の脇の田圃のあぜ道をよく二人で音楽論議を交わしながら二人で口ずさんで帰った思い出の曲である。

振り返ってみればこの頃から寝ても覚めても音楽と映画、そして野球に熱中した時だった。


生前のママの皮肉にも聞こえる、冗談にも聞こえる言葉を思い浮かべながら楽しい朝のひとときだった。

「パパ!朝から何もしないでモーツアルトを聴いてもお金なんか入ってこないわよ!」

by sazae322te | 2007-02-04 11:40 | 脳の若返りのために
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